人気ブログランキング | 話題のタグを見る

一回の本番の大切さ

先日終えたコーラスフェスティバルのCDをいただき、聴きました。

・・・おやおや039.gif

アルトが半音低いのです。

でも、何故か曲のフレーズの最後は音程が戻り、

そんなに悪くはありません(苦笑)。

しかし、アルトの声が強い方の歌声がどうしてもマイクでは拾われるようで、

CDで聴くとやけに目立ってしまいました。

まぁ、私としてはアカペラは音程はずれて当たり前、想定内だと考えていました。

ところが、CDを聴いたアルトのお一人が本番の達成感と、

CD(音だけを聴いた状態)のギャップに落ち込んでしまったそうで、

私はアルトにいてよいのかと手紙をいただきました。

ちなみにその方は声の強い方ではありません。

そして、実はその方は上手に歌われていたと思うので、

そんなに悩まれる必要はありませんよとお返事いたしました。

正直その方の声は消されてしまっていて、

あまり聴こえないのです。

このコーラスの指導を引き受けて約1年。

この間、あまりパートを替えたり、

歌う席順も替えない方が良いだろうと思っていましたが、

アカペラを本当に”はもって”歌いたいならば、

綿密に考えていかねばなりません。

その目立つ声のアルトの方は、本当はメゾソプラノだと思うので、

今週からさりげなく人数の少ないメゾにシフトしていただこうと思い始めました。

しかし、アカペラに関して音程は大切なことですが、

先日のステージは音楽的な表現はとても良かったですし、

皆でそろっていたと思うので、

今後はより音程に気をつけながら練習していくことが大切だと思います。

そういった意味では、

私がガミガミ音程について指導するより良かったのかもしれません。

一回の本番は何十回の練習に優るとは、そういうことなのです034.gif

今週はクリスマスコンサートに向けての音取りを終わらせたいです。

音取りは完璧でなくても良いのです。

とりあえず全部の曲を歌って聞いて、知ってもらうのが目標。

出来ないなんて思わず、頑張ります!031.gif
by hibikore-koujyo | 2012-10-15 09:13